クレジットカードにはショッピングローンによる借金と、キャッシングによる借金があり、一番利用しやすい借金手段ということで自己破産する理由としてよくある事例です。
結論から言ってしまうとクレジットカードでつくってしまった借金は自己破産で返済義務をなくすることができます!
クレジットカードによる自己破産は普通に多い借金事例で、複数のクレジットカードを利用していてショッピングローン枠もキャッシング枠もギリギリまで使っていて滞納して自己破産するというケースは多いです。
特にアマゾンや楽天などのネットショッピングが主流になってからは買い物依存症になる人も少なくなくて、仕事のストレスを発散させるために家でお酒を飲みながらアマゾンでいつの間にか買い物をしているという人もいます。
ではクレジットカードを自己破産するとどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
クレジットカードを自己破産するメリットとデメリットについてまとめています。クレジットカードを自己破産する場合にはあらかじめどのようなメリットやデメリットがあるのかを理解してから利用することが大事です。
クレジットカードを自己破産すると、裁判所で免責が認められると、キャッシングローンによる借金やショッピングローンによってつくってしまった借金の返済義務がなくなります。
自己破産の場合は他の債務整理方法とは違って、借金返済の義務がなくなるので複数のクレジットカードでローンや借金を抱えていたとしても返済義務がなくなります。
また無職で無収入な人でも利用できるようになっているので、クレジットカードによる借金を抱えているけど返済の見込みがまったくないような状況でも利用することができます。
クレジットカードを自己破産した場合に生じる主な大きなデメリットをまとめると4つあります。ここでは自己破産全体のデメリットというよりはクレジットカードに影響するデメリットについて詳しくまとめてみました。
・浪費などの借金理由によっては借金が免責されない可能性がある
・自動車や家などの高額資産が没収される
・信用情報がブラックリストに掲載される
・家族に間接的に影響が出る可能性がある
クレジットカードを利用して浪費などによって莫大な借金を作ってしまい、浪費を理由に自己破産しようとすると、裁判所は免責を認めてくれず、自己破産できない可能性があります。
クレジットカードなどによる買い物での浪費は「免責不許可事由」に含まれています。簡単に説明すると自己破産を認めない条件の一つに含まれているということです。
これだけ聞くと「クレジットカードのショッピングローンによる借金は自己破産できないのではないか?」と思いがちですが、実際には裁判所の裁量免責によって認められるケースも多いので、一概に浪費による借金が認められないわけではないです。
実際に自己破産できるかどうかということは、利用する方の借金状況によって違ってくるので明確な理由はないです。そのため自己破産を手続きする弁護士に無料相談を利用して話を聞いて確認するといいです。
参照:免責不許可事由と裁量免責
自己破産すると財産を全て没収されると思っている人もいますが、実際にはそのようなことはなく、没収されるのは家や自動車などの高額資産に限られます。
テレビドラマやアニメなどで差し押さえ札が張られるようなシーンを見たことがある人もいるかと思いますが、あれは誇張された表現で、生活に必要な家具や家電は普通に残すことができます。
また現金も99万円までなら手元に残すことができるので、自己破産して一文無しになって生活に困るということもないです。そのため最初から資産があまりない人は自己破産してもほとんど影響がないということもあります。
ちなみにクレジットカードで購入した商品については、ローンが払い終わってないものは没収対象になってしまう可能性があるので注意しましょう。
自己破産をする場合にクレジットカードに一番大きな影響を及ぼすのはこの「信用情報がブラックリストに掲載される」ということです。
自己破産するとカード会社が加入している信用情報機関のデータベースにブラックリストとして掲載されてしまいます。このブラックリストはクレジットカードの与信審査などに利用されるものです。
そのためブラックリストに掲載されるとクレジットカードが利用できなくなるのはもちろんですが、与信審査でブラックリスト掲載がわかると新規のカード発行ができなくなります。
さらに自己破産で債務整理対象になってないクレジットカードも更新の際の与信審査で自己破産したことがバレるので、カードの更新も難しいと思います。
自己破産したとしても家族に直接影響が及ぶことはないです。子供の進学に影響したり、妻のクレジットカードが利用できなくなるなど、自分以外の人に直接影響が出るという心配はないです。
ただ間接的には影響が出る可能性があります。具体的には自己破産することによって、高額資産である自動車が没収されたら家族での移動が不自由になったり、家族カードを利用していた場合には、当然ですが主契約者である方が自己破産すれば利用できなくなります。
また自己破産で家を失うことになったら、家族の生活環境が一変するので、家族に大きな影響が出てしまいます。
このように家族に直接影響することはないですが、自己破産することによって資産を失えば、そのことによって家族が迷惑をこうむる可能性があるということになります。
自己破産すると信用情報がブラックリストに掲載されるようになるので、これまで利用していたクレジットカードが利用できなくなるのはもちろんですが、新しくクレジットカードを発行することもできないですし、自己破産してないカードも更新の際に利用できなくなります。
ただこのような状況は一生続くということはなく、信用情報機関のブラックリストから削除されれば普通にカード発行の審査にも通るようになります。
では信用情報機関のブラックリストに掲載される期間はどれくらいなのでしょうか?
掲載期間は信用情報機関によって違ってくるので下記の表を参考にしてください。
信用情報機関 | ブラックリスト掲載年数 | 対象金融機関 |
---|---|---|
CIC | 5年 | カード会社/信販会社 |
JICC | 5年 | カード会社/消費者禁輸 |
全銀協 | 10年 | 銀行 |
普通のカード会社の場合は5年なので最短5年で信用情報のブラックリストからは削除されるということになります。
ただ銀行に紐づいているようなカードを利用している場合には信用情報機関が全銀協になっている場合があるので、その場合には10年間はブラックリストに掲載されたままになります。
とは言っても普通のクレジットカード会社の場合はCICやJICCなので、5年間我慢すれば新たにクレジットカードを発行して利用できるようになります。
自己破産後にクレジットカードを作りたいなら下記が参考になると思います。
クレジットカードを普段の買い物で当たり前のように利用していると、自己破産後にクレジットカードが利用できなくなって困るという方は多いと思います。
とは言っても最低でも5年間はクレジットカードを利用できなくなるので代わりのカードを利用するというのが一番合理的な方法だと思います。そこでクレジットカードの代わりとして利用できるカードが3つあるので利用を検討してはどうでしょうか?
自己破産後のクレジットカードの代わりに利用したい一番の候補は「デビットカード」になります。
デビットカードは銀行の預金口座から代金がその場ですぐに引き落とされるというカードなので、クレジットカードのように翌月払いのようなローンという仕組みではないので、自己破産後もすぐに利用することができます。
デビットカードはクレジットカード決済が可能な場所ならほとんどの所で利用することができるので、普通にクレジットカードのような感覚で利用することができます。
また見た目にはクレジットカードとそこまで大きな違いはないということもあり、クレジットカードからデビットカードの変えたとしても、自己破産をしたことがバレるという心配もないです。
プリペイドカードも自己破産後に普通に利用することができるカードの一つです。
プリペイドカード は事前にお金をチャージして利用するというものなので、前払いのような仕組みになっているので、ローンのような借金するという仕組みではないので普通に破産後もは発行することができます。
とは言っても利用する場合には事前にお金をチャージしておく必要があるので若干デビットカードと比べると面倒に感じるかもしれないですね。
ただ自己破産後のクレジットカードの代用品には利用することができるので、自己破産後に利用を検討してはどうでしょうか。
家族カードはクレジットカードの所有者の家族が追加で所有者と同じカードを発行できるという仕組みのカードです。
自己破産は本人にだけ影響がある債務整理方法なので、家族の誰かに家族カードを発行してもらえばクレジットカードを利用することができます。
ただ家族カードでお金を使いすぎると、契約者の家族が金銭的にな被害を受けることになるので使いすぎないようにすることが大事になってきます。
ちなみに家族カードを自己破産で債務整理すると、追加で発行したカードも利用できなくなってしまいます。詳しい家族カードの自己破産への影響については下記を参考にしてください。
クレジットカードを含めた借金を自己破産によって債務整理する場合には、自分だけで判断するのではなく、自己破産手続きに対応している弁護士事務所や司法書士事務所の無料相談を利用するといいと思います。
クレジットカードによる借金の場合は、ショッピングローンやキャッシングによる借金なので、人によって浪費が借金理由という方も多いかと思います。
しかし自己破産は借金理由が「浪費」だと「免責不許可事由」に該当するので、場合によっては自己破産が認められない可能性もあり、借金が免責できず借金返済できない状況が続いてしまう可能性があります。
ただ自己破産の経験が豊富な弁護士事務所なら、ショッピングローンなどの浪費による借金理由が「浪費」だったとしても、裁判所から裁量免責を引き出すことができ、自己破産が認められる可能性があります。
そのためクレジットカードを自己破産によって債務整理するならできるだけ経験豊富な弁護士に相談して、免責が可能かどうか無料相談を利用して話をしてはどうでしょうか。
手元にお金が無くても自己破産は可能です! | |
自己破産は手元にお金がまったくない状況でも手続きするこが可能です。当サイトに掲載してる自己破産におすすめな弁護士事務所は、自己破産の依頼費用の支払い方法についても相談に乗ってくれるので、まずは無料相談を利用して話を聞いてみるといいと思います。 | |
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